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月別アーカイブ: 2025年9月

谷研のよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!

 

大阪府和泉市を拠点に研磨加工などを主に行っている

株式会社谷研、更新担当の富山です。

 

 

 

️ 研磨に使用される道具の種類 ― 適材適所で美しい仕上がりへ

 

 

 

研磨作業は、使う道具によって仕上がりや効率が大きく変わります。

素材の種類や求められる精度に応じて、最適な研磨道具を選ぶことが不可欠です。

ここでは代表的な研磨道具とその特徴を詳しくご紹介します。


砥石(といし)

 

研磨の基本中の基本といえるのが砥石です。

古くから使われ、金属加工から刃物の研ぎまで幅広く利用されています。

  • 特徴:粒度の粗いものは荒削り、細かいものは仕上げ用として活躍。

  • 用途:金属部品のバリ取りや刃物の研ぎ直し。

  • 利点:シンプルながら確実に精度を上げられる。


研磨布(サンドペーパー)

 

柔軟性があり、細かい部分や曲面の研磨に便利な道具です。

  • 特徴:番手(粒度)の幅が広く、仕上げの粗さを自在に調整可能。

  • 用途:木工製品の表面仕上げや金属の細部調整。

  • 利点:安価で扱いやすく、現場の必需品。


バフ

 

研磨機に取り付けて回転させながら使用する布製やフェルト製の研磨具です。

  • 特徴:研磨剤と組み合わせることで、表面を鏡のように仕上げられる。

  • 用途:金属・樹脂・ガラス製品の光沢仕上げ。

  • 利点:最終工程での「美しいツヤ出し」に欠かせない。


ダイヤモンドペースト

 

微細なダイヤモンド粒子を含んだ研磨剤で、最も精密な仕上げに使われます。

  • 特徴:硬度が非常に高い素材に対応可能。

  • 用途:光学レンズ、半導体部品、セラミック製品など。

  • 利点:ナノレベルの滑らかさを実現できる。


その他の道具

 

  • スチールウール:木工や塗装面の下地処理に活躍。

  • ポリッシャー:床や車のボディなど大面積を効率的に研磨可能。

  • 専用スラリー:特定の金属やガラスに合わせた液体研磨剤。


✅ まとめ

 

研磨道具は、ただ削るだけでなく「目的に応じた選び方」が肝心です。

  • 砥石:基本的な整形・調整に

  • 研磨布:細部や曲面に対応

  • バフ:鏡面仕上げに必須

  • ダイヤモンドペースト:超高精度研磨に

 

製品の素材や仕上がりの目的に合わせて道具を適材適所で選ぶことで、効率的で美しい研磨が実現します。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社谷研では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

大阪府和泉市を拠点に研磨加工などを主に行っております。

私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。

ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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谷研のよもやま話~第15回~

皆さんこんにちは!

 

大阪府和泉市を拠点に研磨加工などを主に行っている

株式会社谷研、更新担当の富山です。

 

 

 

🔧 手仕上げ研磨と機械研磨の違い ― 職人技と効率化の両立

 

 

 

研磨作業は、製品の完成度や品質を大きく左右する工程です。

見た目の美しさだけでなく、耐久性や精度を左右するため、ものづくりにおいて非常に重要な役割を担っています。

研磨の方法は大きく分けて 「手仕上げ研磨」「機械研磨」 の2種類。

それぞれに特徴があり、使い分けることで理想的な仕上がりが可能になります。


✋ 手仕上げ研磨 ― 職人の感覚が光る作業

 

手仕上げ研磨は、まさに人の手の感覚が頼りです。

長年の経験を持つ職人は、目で見えないわずかな凹凸を指先で感じ取り、それに合わせて研磨を行います。

  • 細やかな調整が可能
     曲面や細部、角の仕上げなど、機械では届きにくい箇所に対応できる。

  • 柔軟性に優れる
     製品ごとに異なる形状や素材に合わせて、力加減や研磨方向を変えられる。

  • 独特の仕上がり
     熟練の職人による仕上げは「均一さ」と「自然な美しさ」を両立。

 

ただし時間がかかり、大量生産には向きません。

コストも高めになりますが、その分、付加価値の高い仕上がりが期待できます。


⚙️ 機械研磨 ― 効率と安定を重視した仕上げ

 

一方の機械研磨は、研磨機を用いて短時間で精度の高い加工を行う方法です。

大量生産の現場では欠かせません。

  • 効率性の高さ
     一度に広い面を研磨できるため、生産スピードが速い。

  • 高精度
     最新の機械ではミクロン単位での研磨も可能。光学部品や精密機械などにも利用される。

  • 均一な品質
     同じ条件で作業すれば、誰が扱っても同じ仕上がりを得やすい。

ただし、細部や複雑な形状には不向き。最終仕上げや細かな調整では、手作業の補助が必要となるケースも多いです。


⚖️ 違いをどう活かすか

 

  • 手仕上げ研磨 → 小ロット製品、特注品、デザイン性や見た目の美しさを追求する場面に最適。

  • 機械研磨 → 大量生産、寸法精度が要求される工業製品に不可欠。

 

現代の製造現場では、両者を組み合わせて使うのが一般的です。

まず機械で大部分を処理し、最後に人の手で細やかに調整することで、「効率」と「職人の技術」を兼ね備えた高品質な仕上がりを実現しています。


✅ まとめ

 

研磨は、製品の美しさと品質を支える重要な工程。

  • 手仕上げは職人技で繊細さを出せる

  • 機械研磨は効率と精度で優れる

  • 両者を組み合わせることで最高の仕上がりを実現

ものづくりの現場では、この二つのバランスをどう取るかが成功の鍵となっています。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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